ユリス・ナルダン』が生まれたのは、1846年。ユリス氏は自身の名前を取り入れた会社をル・ロックルに設立しました。
その頃のヨーロッパは産業革命が起こり市場や植民地を手に入れるための移動手段の開発、それに伴う大規模な海洋調査が行われ、国際貿易が発展していきました。
そのような時代背景の中、ユリス・ナルダン氏は複雑なポケットウォッチの作成の傍ら航海用の独自のマリンクロノメーター開発に着手します。
尽きることのない発明の才能に恵まれた彼は、確実かつ着実に日々新しいアイデアを思いつき、超高精度タイムピースの設計を行っていきます。
決断力と大胆さを兼ね備えた『ユリス・ナルダン』氏はあらゆることをチャンスととらえハイウォッチメゾン制作の歴史にいくつもの優れた実績を残していきました。
時計職人としての創造の限界にチャレンジし、探求を行い、より高次元な理解に到達するまで、留まることなく進み続けました。
創業当時より、複雑時計を作り続けている『ユリス・ナルダン』は、着々と名をル・ロックルで響かせるようになりました。
特に複雑機構を搭載した懐中時計は高い評価を受け、ついに創業からわずか16年、1862年にロンドン万博博覧会で金賞を受賞します。その後、ユリス・ナルダンの時計は1875年までに計14回ものグランプリを獲得しました。
1862年~1875年となると連続14回の受賞となります!素晴らしいことですよね!
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船が航海中に時間が狂わない時計が欲しいという航海士の要望に対し、ユリス・ナルダンは答えます。
研究に研究を重ね、波の揺れや温度変化などに影響を受けにくい時計の構造・素材を探し出し、より高性能なマリンクロノメーターを生み出していきます。そうして『ユリス・ナルダン』は有名になり、海軍や国際海運会社などに採用されていきます。