19世紀に信頼性の高いマリンクロノメーターを世界の海軍に供給し、その名を確固たるものにしたスイスの時計ブランド“ユリス・ナルダン”が、オフィシャルパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーを務める世界一周ヨットレース“ヴァンデ・グローブ”第10回大会のための新作を発表。ブランド創設以来、最もサステナブルなモデルとなった“ダイバー「ネット ヴェンデ・グローブ」”限定300本の販売を開始した。
単独、無寄港、無支援で世界一周(4万5000キロ)を航海するヨットレース“ヴァンデ・グローブ”は、人間の耐久力を試す過酷さから“海のエベレスト”として知られ、1989年の初開催以来、完走できたのはわずか114人のみというエキスパートのためのレースだ。
そのヴァンデ・グローブに参加する“公海のフリーク”たちからインスピレーションを得たという本作は、全身全霊でレースに打ち込む勇敢な男女だけでなく、世界の海のもろさや地球温暖化の影響を強調する“サステナブルな時計”を作るというユリス・ナルダンのビジョンも反映されている。
時計の側面、ラグ、ケースバックには、レースのスタート地点であるレ・サーブル・ドロンヌから調達したリサイクル漁網を用いたハイブリッド素材“NyloFoil”を使用。ケースバックには、ムーヴメントを覗けるサファイアクリスタル部分にヴァンデ・グローブのルートを示す地図と“THE ONLY SOLO UNASSISTED NON-STOP SAILING RACE AROUND THE WORLD”の文字が、NyloFoil製の周囲には“300-metre water resistance”の文字と、ル・ロックルにあるマニュファクチュールの座標が刻まれている。
廃棄物をリサイクルしたスチールが95%使用されたケースに収まる文字盤は、サンドブラスト仕上げを施したグレーを採用。そこに、ヴァンデ・グローブのオフィシャルカラーであるレッドとブルーの“X”マークが大きくあしらわれた。
6時位置のスモールセコンドの一角にある丸い日付窓には、10日のみ第10回大会とレースの出発日である2024年11月10日を表す赤色で表示され、レースとのつながりを感じさせる仕様となっている。
搭載するのはマニュファクチュールムーヴメント“Cal.UN-118”だ。脱進機にはアップサイクル・シリコンを備え、自動巻きで60時間を誇る。パワーリザーブの残量は12時位置のレッドとブルーの表示で確認できる。
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